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キーマンズインタビュー

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取材日:2001/4/2

浜崎貴司さん

待望の新譜発売を目前に控えた浜崎貴司さん。最近は連続ドラマへの出演でも注目されるが、メインはやはり音楽。子供の頃から現在に至るまで、人生は音楽を中心に流れてきたという。音楽観、人生観、そこから導き出されるプロとしての仕事哲学をうかがってみた。

撮影・富本真之

浜崎貴司さん
【プロフィール】
浜崎貴司
(はまざき・たかし)

1965年6月11日生まれ。栃木県出身。大学在籍中、TBS系「イカすバンド天国」に出演したフライングキッズで注目される。
卒業後、半年間の会社勤めを経てプロデビュー精力的な音楽活動を展開する。フライングキッズ解散後は、ソロアーティストとして活動し、音楽はもちろんのこと、ドラマ出演などにもチャレンジ。今年1月から放映された「お前の諭吉が泣いている」(テレビ朝日系)にレギュラー出演。待望の新譜「俺はまたいつかいなくなるから」(全5曲プラスボーナストラック1曲/定価1470円)が、5月19日、タワーレコード渋谷店で先行発売。全国発売は6月2日からとなっている。


レッドツェッペリンに衝き動かされた

浜崎貴司  子供の頃から、漠然とですけど「将来はミュージシャンになる」と思っていたし、友達にも公言してました。小学生の頃に聴いていたのは兄貴が好きだったビートルズとかで、頭をガツンッとやられるような音楽との出会いは、中学1年の時です。

 当時、LPレコードを買うとロックバンドやミュージシャンのポスターをもらえたんですが、友達の家に遊びに行ったらレッドツェッぺリンのポスターが貼ってあったんですよ。ジミー・ペイジがタバコをくわえながらギターを弾いているやつで、「なんだこれは!」、ものすごく衝撃的だった。1枚のポスターにシビれ、ロックに衝き動かされたというのか、そこから先は音楽が生活の中心になっていきました。

 あの頃はニューミュージック全盛で、ロックを聴くヤツなんて少数派ですよ。学校へ行っても数少ないロック好きの友達としか話さないような感じで、授業をサボッてずっとレコードを聴いてるなんてしょっちゅうでしたね。音楽以外の道、普通の会社に就職しようなんて考えたこともなかったくらいで、ジミー・ペイジのポスターを見た瞬間から、僕の人生は音楽が核となって現在まで至る、というわけです。


音楽は逃げ場であり、行き場でもあった

音楽を聴いていれば、自分で歌っていれば、僕はずっと夢を見ていられた。 みんな同じだと思いますけど、高校の頃には青春時代特有の切ない挫折がありますよね。女の子にフラれた、学校で面白くないことがあった、親とケンカをした……そんなふうに、何かに挫折した時のはけ口が僕にとっては音楽でした。

 現実からの逃避、逃げ場だったとも言えるけど、そういう状況が続くと音楽が行き場になる。夢と言い換えてもいい。現実がどうもしっくりと来ない、つまらない、そんなふうに考えていると、今自分はここにいるけど、ここではないどこかに、自分の本当の居場所があるんじゃないかと思うようになってくる。

 夢ですよね。普通の人はたぶん、夢は夢として、現実と折り合いをつけるためにいろんなことに妥協するんでしょう。でも、音楽を聴いていれば、自分で歌っていれば、僕はずっと夢を見ていられたんですよ。

 そんな感じですから、大学へ行ってからも頭の中は音楽だけ、就職活動が近づいてきても僕には関係なし。そうしたら、さすがに心配したんでしょうね、母親が田舎から出てきたんです。

 覚えてますよ、上野で食事した時「俺、音楽やりたいから就職はしないよ」と言ったら、母親は面喰らった様子で「それはお父さんに相談しないと」。当然、すぐに親父から電話がかかってきました。「何ふざけたこと言ってるんだ。ちゃんと就職しろ!」と。

 正直なところ、音楽をやるといっても何の保証もないわけで、来年の食いぶちくらいは確保しておかないと、と現実的な思考も働いて(笑)、先輩が紹介してくれた会社に就職したんです。唯一のサラリーマン経験なんですが、結局、半年後には辞めて、音楽の世界に飛び込むことになります。


キーマンズインタビュー

著名人自身がこれまでのキャリアと次の夢を語ります。お仕事さがしの参考に!


 
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